『 知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた 』矢部宏治[著]
安倍首相の祖父が“日本を売った”3つの密約とは?!
4コマまんがでもわかりやすく解説!
かつて占領下で結ばれた、きわめて不平等な旧安保条約。
それを対等な関係に変えたはずの「安保改定」(1960年)が、なぜ日本の主権をさらに奪いとっていくことになったのか?
「アメリカによる支配」はなぜつづくのか?
原因は、岸首相がアメリカと結んだ3つの密約にあった!
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PART1『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』では、戦後日本における、アメリカへの異様なまでの従属体制が「なぜ生まれたのか」という謎については、ひとまず解明と説明が終わったと考えています。
そこで最新作『知ってはいけない2――日本の主権はこうして失われた』では、その異様な体制が70年たったいまも、「なぜつづいているのか」という、戦後日本の“最後の謎”を解き明かします。
第二次大戦のあと、日本と同じくアメリカとの軍事同盟のもとで主権を失っていたドイツやイタリア、台湾、フィリピン、タイ、パキスタン、多くの中南米諸国、そしていま、ついに韓国までもがそのくびきから脱し、正常な主権国家への道を歩み始めているにもかかわらず、なぜ日本にだけはそれができないのか。
今後どうすれば私たちは、「自らが主権を持ち、憲法によって国民の人権が守られる、本当の意味での平和国家」として再生していくことができるのか。
10万部を突破したベストセラー『知ってはいけない』の著者が、「戦後日本の“最後の謎”」に挑む!
目次
第1章 日本は「記憶をなくした国」である
――外務省・最重要文書は、改ざんされていた
第2章 外務省のトップは、何もわかっていない
――三つの密約とその「美しき構造」について
第3章 CIAの金は、ロッキード社が配る
――「自民党」という密約がある
第4章 辺野古ができても、普天間は返ってこない
――軍事主権の喪失と「帝国の方程式」
第5章 米軍は、どんな取り決めも守らない
――国連憲章に隠された「ウラの条項」とは?
終章 外務省・最重要文書は、なぜ改ざんされたのか
新書: 296ページ
出版社: 講談社
発売日: 2018/11/14
サイズ: 17.2 x 10.8 x 2 cm
戦後レジュームからの脱却
某A首相が唱える「戦後レジュームからの脱却」。ですが、当人を含め戦前から変わらない血筋の人たちが、今もなお政治に関わり続けている日本。本当にまずはここから脱却してほしいと思います。
アメリカと戦争することを決め、敗戦し、さらに米公文書で確認されているようにアメリカのスパイとなって政治家を続け、総理大臣すら務める。そのお孫さんが今の日本の首相だということ。そして海外では極右(Ultra Right)として認識されています。日本人は近現代史を正確に教えられていないとしても、放射能汚染水を放出し続けていたりなど、今の状況は例え中国や北朝鮮が日本に攻めて来ても、国際的な批判が起きないのではないかとすら危惧してしまいます。
(商店スタッフ ハグ)
著者プロフィール
矢部宏治(やべ・こうじ)
1960年兵庫県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。株式会社博報堂マーケティング部を経て、1987年より書籍情報社代表。著書に前作『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)、累計17万部を突破した『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』『日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか』(以上、集英社インターナショナル)、『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること――沖縄・米軍基地観光ガイド』(書籍情報社)など、共著書に『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』(創元社)。企画編集に「〈知の再発見〉双書」シリーズ、J.M.ロバーツ著『図説 世界の歴史』(全10巻)、「〈戦後再発見〉双書」シリーズ(以上、創元社)がある