下染め剤 50ml|古色の美
下染め剤は濃く、発色よく染めるための助剤です。するとしないでは大きく発色が異なり、どんな素材にも色が定着しやすくなります。ベンガラ泥染めの前には是非お使いください!
下染め剤
内容量:50ml
成分:アンモニウム塩・水
使用量:生地の重さに対し3%
染まる容量:1.5kg以上
■危険性のないものですが、個人差により手荒れの原因になることがありますので、ビニール手袋などを着用の上、作業してください。
■目に入った場合はよくすすぎ洗いしてください。
■少しとろみのある液体ですのでよく混ぜ合わせて水となじませてください。
■染まる容量はおおよその目安です。
染料の使用期限について
未開封で2年が目安です。開封後はキャップを閉めて涼しいところで保管ください。
室温の低い冷暗所にて保存。高温での場所や直射日光の当たる環境、冷凍、0℃以下での保管は避けて下さい。
暮らしの中の染色

古色の美のテーマの一つに「暮らしの中の染色」があります。それは現代の暮らしの中に染めものが溶け込むということ。掃除、洗濯、家事のように日常的に染めものをする、そんな願いがあります。
古色の美の作る染料は土に還る環境循環型の染めものです。水だけで簡単に染められて安全。だれもが楽しめる。各家庭で気軽に取り入れて染め文化が定着することでものを大事にすること、自分でもの生みだすこと、喜びを生み出すこと、そして環境への配慮へも繋がります。
アーティストや染色家、クラフターや一部の趣味の材料としてだけではなく、小さなお子さんにも使っていただきたい。染料の使い方には上手いも下手もなく、色を楽しみ、その人なりの表現や楽しさ、喜びの発見に繋がればいいなと思っています。古色の美の染料はそんな思いを込めて作っています。材料は自然循環する素材を使います。そして使いやすく、想像力を刺激する。人と環境が喜ぶそんな商品を作りつづけたいと思います。
古色の美 ナカジマ株式会社
紅殻(べんがら)の文化を伝えるカンパニー
古色の美は1965年に社寺や日本家屋のベンガラ塗りとして創業しました。
もともと木造建築である日本にとって天然素材であるベンガラは防虫、防腐効果に優れ、また紫外線から木材を保護する役割を担いベンガラ塗りが盛んに行われました。しかし近代化が進むにつれ輸入材により木造建築も少なくなりベンガラを塗る文化は減少しました。1991年に「古色の美」を発足。古代色であり日本の色であるベンガラ色の美しさを追求し、創業からのベンガラの調合技術を活かした研究開発の末、繊維へのベンガラ染めを可能にしました。また長年の加工技術を活かし「赤」しかなかったベンガラを燃焼温度と調合により黄、黒、緑、紫といった色彩豊かな色合いをつくりだしました。
古色の美のベンガラは全部で23色。昔ながらの製法で作り上げる複雑で奥深い色合いに「いい色!」と喜んでいただけたら幸いです。味わい深い個性のある色を作りだすためハンドメイドにこだわります。乳鉢で時間をかけて、すり潰しながら作る色合いは機械には無いどこか暖かく深い色になってくれるのです。均一ではない大らかさが色にあらわれるのかもしれません。