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DAYS JAPAN|特集「医療大麻の世界」|2018年9月号

843円
※この価格には消費税8%が含まれています。

月刊のフォトジャーナリズム誌デイズジャパン。2018/9月号の特集は”医療大麻の世界”。日本では戦後「ダメ、ゼッタイ。」のもとに研究すら許されない厳しい規制が続いている。一方、医療大麻先進国であるイスラエルでは1960年代から研究・開発を進め、92年に医療大麻が合法になってから、3万人以上に使用が許可されている。



<内容>

特集 医療大麻の世界 P.6〜21

1 てんかんと医療大麻 ある親子、治療への軌跡
2 重度自閉症と医療大麻
3 がん、PTSD、身体麻痺……痛みからの解放 医療大麻先進国・イスラエルの場合
4 大麻の歴史と「自然療法から解く」 医療大麻とはなにか

日本では古来から神聖な力が宿る神の依り代とされ、人類の文化や営みに深く関わってきた大麻。しかし戦後は、「ダメ、ゼッタイ。」のもとに厳しい規制が続く。一方、ここ10年、医療大麻の合法化が世界中で急速に進んでいる。大麻固有の成分に鎮痛作用や鎮静作用があることが発見されてから、医療目的での研究や栽培、処方が次々と解禁され、現代医療では見込めなかった多くの末期がん患者やてんかん患者らの希望となっている。
今回は、難治性てんかんの少女の両親が、州議会までも動かしたケースや、自分の頭を叩き続けてしまう重度自閉症の娘に、違法と知りながらも大麻を使い続ける家族、医療大麻先進国・イスラエルでどのように医療大麻が使われているのかなどを紹介。
そして、世界における医療大麻の現状、大麻と医療大麻の違い、どうして医療大麻が必要とされているかなどを明らかにし、これからの医療大麻について、議論の必要性を考える。

話/林真一郎(グリーンフラスコ研究所代表)


特集2 「共謀罪」法下の時代に、過去からの警告
「大逆事件」と高木顕明 国家権力による思想弾圧の歴史

明治後期、天皇の暗殺を企てたとして、12人が処刑された「大逆事件」。
その中には、差別に反対し非戦を主張した医師・大石誠之助、社会主義者の幸徳秋水らも含まれるが、冤罪事件だったとしてその後次々と復権運動がなされている。
しかし、この「大逆事件」は、「冤罪事件」という性格を超えて、さらに大きな深い意味を私たちに突きつけている。それは、国家による思想弾圧の歴史だ。
本特集では、被告の1人、高木顕明の生き方にも焦点を当てている。高木顕明は現在の和歌山県新宮市で、貧困や差別に苦しむ人々の支援に尽力し、戦争反対の声をあげ続けた人物でだったが、その思想ゆえに逮捕され、獄中で自死を遂げた…。
110年の歴史を経て、「大逆事件」と高木顕明の生き方が、「共謀罪」法下に生きる私たちに問いかけるものとは。

文/広河隆一(本誌発行人)
協力/辻本雄一(佐藤春夫記念館館長)、真宗大谷派解放運動推進本部、中森常夫(大逆事件の犠牲者を顕彰する会)、栗木確(新宮市観光ガイド)、浄泉寺

シリーズ 排除する日本
戦後も続く「朝鮮人排除」の歴史 朝鮮半島を占領した日本

1894年、朝鮮の独立を名目に日清戦争を引き起こした日本は、1910年に一転して朝鮮半島を日本の領土として植民地支配した。この植民地支配は、日本の太平洋戦争敗戦まで続いたが、その間、朝鮮人たちは過酷な労働などを強いられ、日本に渡らざるを得なかった人たちがいた。
にもかかわらず、彼らは戦前戦後を問わず、日本政府による「管理」の対象とされてきた。外国人実習生や、難民に対する過酷な入管政策が問題となっている今こそ、振り返るべき日本の外国人政策の歴史。

話/鄭栄桓(明治学院大学准教授)

TOPICS
追悼 翁長雄志さん

写真特集 「人間の支配 動物工場・消える大地」

人間の「食料」となる生き物たちは、自動化が進んだ「工場」で、徹底的に管理され、生産され、出荷される。海や大地は姿を変え、その広大な自然はすでに半分近くが食料生産のために使われている。
写真・文/ジョージ・スタインメッツ

写真特集2 「エチオピア 職業・女の子 クエロの一日」

エチオピアでは、多くの女の子が伝統や習慣、それに貧困から家事労働を強いられ、将来の夢を描くことができないでいる。13歳の女の子、クエロの1日を追った。
写真・文/イグナシオ・マリン
[営みの地球]
クオッカ 花畑で出会った しあわせの動物
写真・文/福田幸広

連載
コラム「編集委員おしどりマコ・ケンの実際どうなの?」
福一の汚染水は「海洋放出」ありきの茶番劇!

コラム「斎藤美奈子のOUTLOOK」
国民の生命を考えるなら国防の前に災害救助でしょ

<映画×テレビ×ドキュメンタリー>
誰もが自由に生きていい。勇気溢れる人生の先輩たち
『顔たち、ところどころ』ほか
文/橋本佳子(プロデューサー)



自分ごととして

2015年12月、自分の治療のために大麻草を栽培、使用していた末期がん患者の男性が逮捕された。公判では「末期がん患者が治療のために医療大麻を使用することは、憲法で保障されている生存権の行使である」と主張し続けた。そして、結審を迎えないまま、男性は亡くなった。

そして、2018年、国連の世界保健機関(WHO)は大麻やTHC(大麻の有効成分)の規制の見直しに向けて加盟国らが話し合いに参加することを呼びかけているという。一方で日本国内では一向に議論が進むようには見られない。本当にこのままでいいのか?、刺青の温泉入浴不可の問題のように、世界から取り残されているのではないでしょうか。

時代遅れになっているのではないかという疑問を持ちながら、時代にあったルールを自分たちで作る必要を、様々な場面で感じます。
(商店スタッフX)



雑誌:64ページ
出版社:デイズジャパン
発売日:2018/8/20
サイズ:29.2 x 22.4 x 0.8 cm



DAYS JAPAN

デイズジャパンは月刊のフォトジャーナリズム誌。

以下の趣旨に賛同する世界各地の編集者によって、各国版の編集部を創出することを目指している。
・戦争・占領・差別・権力による抑圧・あらゆる問題をナショナリズムによって解決しようとすることへの否定。
・最も大切なものは人間の命であるという共通の認識。
・被害者の側に立つ報道を目指す。
・志あるジャーナリストを支援する。
・写真と映像の力を信じる。
・写真と映像の加工や捏造を行わない。
・世界でもトップクラスの写真を掲載するビジュアル・ジャーナリズム誌を目指す。
・写真を紹介するメディアではなく、ジャーナリズムのメディアを目指す。そのため当然、写真の質がそれほど良くなくても、問題の重さを優先することもある。

(From Wikipedia)

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